十二歳の少年Fが僅か一年間に車を十台盗んだことで我慢にも限界がきた検事が少年の
供述を求めるため五日、逮捕状を請求、検察庁に連行するよう警察に要請した。
これにより少年はお尋ね者となり、州警察が逮捕状を強制執行、検察庁に少年を連行、
供述を求めるが、少年は聖市の都心部ブラス区の少年裁判所で公式に供述することになる。
少年は先週、聖市南部のカペーラ・ド・ソッコーロで十七歳の未成年者が運転する盗難車の
助手席に座り街道を走っていたところを窃盗現行犯で捕まり、警察に出頭するよう命ぜられていた。
このとき少年は「ヒッチハイクを薦められ乗っていただけだ。盗難車とは知らなかった」と
のうのうと答え、運転していた未成年者も「その通りだ」と少年の答えを確認、車泥棒の二人は
逮捕を免れ、両親や家族に引き渡されている。「六日付け並びに四日付けのアゴーラ紙より」
▼ソース:サンパウロ新聞
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=12&DO_N_ID=27354 ※スカ・メク注:聖市=サンパウロ市