「ゲームばかりしている子供は誰や」「兄弟仲良くしているか」−。「節分」の2月3日、
湯浅町商工会の青年部員が赤鬼や青鬼に扮し、“なまはげ”のように家庭を回るユニークな
「出張鬼さん」を企画、町内で訪問先を募集している。
地域の活性化と、同青年部の活動をPRすることで部員の増強を図ろうと企画し、
今年で4回目。当初は市販の面を着け、部員の家庭を回る簡単なもので部員の親睦(しんぼく)を
図ることが主な目的だった。
次第に評判になり、訪問先も増加。部員の知人がボランティアで精巧な鬼の面を提供したり、
面の色に合わせた全身用タイツをそろえたりしたほか、小道具の金棒や包丁を部員が
手作りするなど内容を充実させた。
部員によると、これまで訪問した家庭の保護者などからは「ゲームをしなくなった」「勉強を
するようになった」と喜ばれたほか、「昔は近所に悪いことをする子供を怒るおっちゃんがいた。
怖いものも必要では」と、イベントを歓迎する声も聞かれるという。
募集する訪問先は町内の湯浅、別所、青木の各地区で、子供のいる先着40家庭に限定。無料で、
申し込みは今月29日までに同商工会(電番省略ソースをご確認下さい)へ。
当日は部員が手分けして訪問予定。同青年部は「イベントが町の文化になり、将来は東北地方の
なまはげのように普及すればうれしい」と話している。
▼ソース:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090114/wky0901140255009-n1.htm