宮城県栗原市金成の社会福祉法人・栗原秀峰会は、施設の工場で知的障害者が
製造する缶詰災害備蓄用パンを、贈答用セットにして1月下旬にも販売開始する。
宮城大生のグループに協力を依頼し、「災害時でなくても手に取って食べたくなる
イメージ」を意識した贈答用ラベルや箱を新たに作った。販路拡大を図り、障害者が
作業する機会を増やしたい考えだ。
新しいラベルは、従来のラベルに比べてシンプルなデザイン。「長期保存に
こだわったソフトなパン」と銘打ち、災害備蓄用であることを前面に出すのをあえて避けた。
栗原秀峰会の災害備蓄用パンは、味や食感の良さが特色。宮城大事業構想学部
デザイン情報学科の学生ら6人が、パンのセールスポイントを生かせるラベルや箱の
デザインを手掛けた。中心メンバーの畑山美智子さん(3年)は「乾パンは味が
良くないという先入観をなくし、保存用ではなく普段からおやつとしても食べたくなるよう
心掛けた」と説明する。
栗原秀峰会の二階堂明彦園長は「贈り物であること、部屋に置いていてもしっくりくる
ことなどコンセプトをしっかり形にしてくれた」と評価。「主婦らが購入層のターゲット。
企業が顧客に配る品、お祝い返しなどへの活用も想定している」と話す。イチゴ、パンプキン、
オレンジ味の3種セットで、価格は1箱1000円台になる見込み。
パン製造やラベル張りなどは、栗原秀峰会が運営するパン工房「いそっぷ」(栗原市一迫)で
知的障害者らが担当している。「障害者の作業の場を増やすためにも、パン製造会社と
競争し販路を開拓しなくては」と、二階堂園長は力を込める。
災害備蓄用パンは、5年間の長期保存が可能な点が最大の特長。北海道の社会福祉法人が
製法を考案し、栗原秀峰会がライセンス提供を受けた。2008年4月に発売。
年間製造量は、今年3月までの出荷見込み分を含め、約40万缶に上る。
▼ソース:河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090111t12024.htm ※画像
ラベルや箱のデザインを宮城大生が手掛けた贈答用の災害備蓄用パン
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2009/20090111003jd.jpg 贈答用の缶を手にし、栗原秀峰会の職員(左)と打ち合わせする宮城大生
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2009/20090111004jd.jpg ご依頼あり
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