百貨店の丸栄(名古屋市)の大株主で、ディスカウント店のドン・キホーテ(東京)が、
丸栄株を買い増ししていたことが分かった。従来は第3位の株主だったが、買い増しで
第2位になったとみられる。
ドン・キホーテが関東財務局に提出した大量保有報告書によると、同社の安田●夫会長との
連名で昨年12月までに6・03%を取得した。
昨年8月末時点での保有比率は5・02%で、筆頭株主の興和(28・66%)、第2位の
日本マスタートラスト信託銀行(5・80%)に続いて第3位だった。
買い増しの理由についてドン・キホーテの高橋光夫専務は「丸栄が保有する資産などから、
株価は割安と判断した。純投資目的で、現時点で業務提携などは検討していない」と説明。
意欲を見せていた名古屋・栄地区への出店に関しては「消費環境が厳しく、既存店の活性化が
現在の課題となっており、計画はない」と述べた。
丸栄は「相手側から働き掛けはなく、コメントできない」としている。
(注)●は隆の生の上に一
▼ソース:中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2009010702000052.html