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【埼玉】秩父のまちひと今昔ものがたり、低くなった武甲山


 秩父盆地の南に位置して東西に尾根を伸ばす武甲山。北面はセメントの原料となる石灰岩帯だ。
旧秩父セメント会社が1925年に生産を始めて以来、石灰岩の採掘が続く。
近年、セメント需要の減少で開発の勢いが鈍くなったが、
山は崩れ、標高は発掘当初に比べ32メートル低い1304メートルになった。

 54年に入社1年目だった秩父市上町、井上忠恒さん(73)に写真を見てもらった。
「当時は山の右側に白く見える三輪と呼ばれる場所が採掘場だった。
原料、焼成部門の建物のほか、社員住宅が中央に写っている。第1プラントの名物、煙突2本もある」と懐かしむ。

 当時は1000人を超す社員がいた。会社が合併を繰り返す中で年々減り、98年には50人に。
会社の敷地も縮小され、体育館跡地には「道の駅ちちぶ」が建設された。00年3月には第1プラントの操業を中止。
昨年5月から解体工事が続く。市は「百年の大計を考えた土地利用を市民と共に考えたい」と
解体現場約11・5ヘクタールの活用を今年度の課題に挙げている。

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20090111ddlk11040372000c.html