【群馬】被害女性が語る「振り込め詐欺」　前橋市[12/29]

　被害が収まる気配のない振り込め詐欺。警察庁によると、今年１〜１１月の認知件数は１万９０８４件で、
被害総額は約２６４億円に上る。しかし、警察や自治体が対策に万全を期す中で、「詐欺にひっかかる方が
悪い」との声も高まる。だが、詐欺グループの手口は極めて巧妙だ。被害者である前橋市内の主婦（５０）が
重い口を開いた。

　１０月２５日午後５時。台所で慌ただしく夕食の準備をしていると、電話が鳴った。「もしもし、
おれだけど」。変声期のような、特徴のあるかすれた声。東京の私立大に通う長男（２２）からだと思った。
長男から電話が来ることは珍しかったが、「長男」は安否を伝えることもなく用件を切り出した。

　「携帯電話が壊れたから、新しい番号を控えてほしい」。言われた番号をメモ帳に殴り書きしたが、
ふと気になって尋ねた。「声が少しおかしいみたいだけど」「風邪をひいちゃったんだ」。向こうも忙し
そうだ。すぐに通話を終え、料理を続けた。

　午後７時。会社員の夫（５１）と長女（２４）は出張や夜勤で帰らず、夕食は中学３年の二女（１５）と
２人きりだった。長男の話をすると、二女は首をかしげた。「変だな、お兄ちゃん、この前ケータイ変えた
ばかりなのに。はやりの『振り込め詐欺』なんじゃないの」。直接通話したのは母親である自分、まさか
間違えるはずがない。娘の“冗談”に、声を出して笑った。

　皿洗いを終えたあと、念のため長男の以前の番号に電話をかけてみた。数回の発信音の後、機械アナウンスの
声が響く。ほら、やっぱり間違いないわ−。

　この日から長男がベトナム旅行に飛び立っていたことを知るのは、２日後のことだった。
(>>2へ続く)

msn産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/081229/gnm0812291846003-n1.htm

(>>1の続き)
　翌朝１０時。電話をかけてきた男は「××ローンの『山本』」を名乗った。「息子さんと連絡が取れないの
ですが、電話があれば私のことを話しておいてください」。山本は、用件について何も話さず電話を切った。
直後、再び電話が鳴る。「長男」が様子を伺うように尋ねてきた。「『どこか』から連絡はなかった？」。
「山本さんから連絡があったけど」「あ、そう…」。話を切り出さない「長男」にしびれを切らし、
自ら尋ねた。「借金してるの？」

　「大丈夫、何も問題ないから」とはぐらかす「長男」を詰問し続けると、やがてぽつりぽつりと話し
始めた。ねずみ講に手を出し、損失が２００万円。サラ金で穴埋めし、利子は４０万円超に膨れ上がっていると
いう。「業者が取り立てに押し寄せ、電話に出ることも外出することもできないんだ」。苦々しい声で
つぶやいた。

　頭をかすめたのは、長男が同級生を連れて帰郷した大学１年の夏休み。「ネットワークビジネスを
やりたい」と話す２人と居間で顔を突きあわせ、午前４時まで「実業で金を稼がないといけない」と説いた
のは、ついこの間のことだ。だから、今回の「ねずみ講」という言葉に、すぐ納得した。

　長男は、大学でアメフトを始め、体は見違えるようにたくましくなっていた。しかし、今春、高校時代の
友人が自殺したこともあり、最近は気弱になっていた。それだけに、「子供の命には代えられない」と思い、
「もう２度と繰り返さないと約束するなら、私が払うわ」と「長男」に伝えた。

　すぐさま「山本」に連絡を取り、近所の銀行に駆け込んで指定された口座に現金を振り込んだ。二女の
学費などのために蓄えていた２４４万円だった。

　午後４時ごろ、銀行から電話があった。「振込先の口座に『怪しい動き』があります」。相手はサラ金
、普通の口座ではないのだろう。それより、振り込みが完了しなければ、息子の身に危険が及ぶかも
しれない。詳しい経緯を聞かれても口をつぐみ、「うちは大丈夫です。確実に送金してください」と強い
語調で告げ、電話を切った。

　難航した末に手続きが済んだことを伝えると、「長男」は安堵（あんど）の声をもらした。「最近は
『振り込め詐欺』がはやってるから銀行もうるさいけど、山本さんは絶対信用できる人だから」。

　慌ただしい１日を終え、再び夕食の時間を迎える。２人の娘に「兄の不名誉」を話すわけにはいかなかった。
「お父さんには、自分から直接話したい」という「長男」の頼みを聞き、出張中の夫にも連絡はしなかった。

　その２日後。こちらから連絡を取ると、「長男」は明るい声で驚きの事実を告げた。「山本さんが、金を
他のサラ金の返済に回してくれた」。「なぜ、他に借金があることを話さなかったの」。ひとしきり説教を
続けたあと、通帳を握りしめ家を出る。同じ銀行に行っては、また振り込め詐欺を疑われるかもしれない。
普段は使っていない信用金庫を目指し、足を速めた。

　どうにか金を工面し、振り込みが済んだのは営業終了直前の午後２時半過ぎ。帰宅すると、前回同様に
信金から電話がかかってきた。「送金先の口座の動きは、限りなく振り込め詐欺に近いです」。

　「絶対に送金をやめないでください」。そう声を張り上げながらも、第三者から初めて聞かされた
「振り込め詐欺」の言葉に、不安が広がり始める。

　まもなく自宅にやってきた信金の男性職員２人に促され、長男に電話をかけた。「生年月日を言って
ごらん」。答えはすらすらと返ってきた。「お母さん、一体何言ってんだよ」。本当に息子ではないのか−。
心が揺れた。

　その時だった。携帯電話が鳴り、ディスプレーに見慣れた電話番号が表示される。「おれだけど、
何かあった？　金曜に着信あったけど」。旅行から帰国したばかりの紛れもない長男の声。全身から
力が抜けていった。

msn産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/081229/gnm0812291846003-n1.htm

例え詐欺でも仕事は仕事、雇用が創出されてんじゃん。
騙されるのも自己責任だよね、小泉さん。

俺思うんだけど、携帯電話の１００％がテレビ電話になるのに、なんで顔の画像を送らないの？

　　　顔見せてよって言えばそれだけだろ。ばかげてる。

　　　でも、１、女性
　　　　　　２、60歳以上　　　
　　　　　３、無職

　　に該当しているから、だまされるのは当然だな。

　　　　働いている女性はだまされないんだな、
　　　専業主婦は馬鹿しかいないからしかたない。

巧妙もなにも滅茶苦茶定番じゃないですか
もう騙されるほうも犯人に資金援助したとして逮捕して欲しいわ

だまされる人間が馬鹿


　　　　　　　そんな人間は死んでもかまわない

銀行とかも努力はしてるんだろうが、
怪しい口座開いとくなよな。

馬鹿は死ななきゃ治らない。

>>4
被害者は５０歳ですけど

オレオレ！オレが

あ

ある意味援助交際だなwww

実際は、相続税対策だろ。

ベトナム旅行に行ってたとは、偶然が重なると恐ろしいね