【話題】気温記録:幕末の夏暑かった 水戸藩の商人日記に記載[12/29]

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★気温記録:幕末の夏暑かった 水戸藩の商人日記に記載

 幕末の水戸藩の商人日記「大高氏記録」に1852(嘉永5)年から約15年間、寒暖計でほぼ定刻に測定した気温記録が
記載されていることを茨城大の磯田道史准教授(日本近世史)が確認した。19世紀半ばに日本人が機器で観測した気象記録は珍しい。
専門家は「現在のデータと比較することで長期的な気候変動が分かり、温暖化の進行を考えるうえで意義がある」と評価している。

 毎日新聞が首都大学東京の財城真寿美・特任研究員の協力で、カ氏をセ氏に直し、観測時刻のずれなどを補正して現在の
水戸市の気温と比較した。それによると、15年間の1月の推定平均気温は2.3度(現在の平年値2.8度)、
8月は25.9度(同25.0度)で、現在より寒暖差が大きい傾向が見て取れた。

 日記の写本は1868(明治元)年(1866年分は欠本)まであった。原則1日1回カ氏で記され「寒暖計は
朝五つ時(季節により午前6時半~8時)に記し」と注意書きがあった。記録がない日もあった。

 寒暖計の種類についての具体的な記述はなかった。機器を使った国内の連続的な気象観測記録は、1872年に明治政府が函館に
気象観測所を開設するまで、1819年以降シーボルトら在留外国人と、江戸幕府が設置した研究機関が観測したものなど数点が
確認されているだけ。磯田准教授は「米相場に反映される飢饉(ききん)を把握するため、気温を知る必要があったのではないか」とみる。
【八田浩輔、秋田浩平】

◇公式記録なく貴重
 19世紀の気象記録に詳しい三上岳彦帝京大教授(気候学)の話 公式な気象記録がない時期で極めて貴重な史料だ。
幕府や在留外国人による東京、横浜の気象観測記録と今回の記録を重ねると、1850年代の関東地方は一時的に高温だった可能性が
高い。現在の温暖化傾向が始まった時期を知る指標になる。

【ことば】大高氏記録 水戸藩の商人、大高氏が江戸後期から明治初期に残した76冊の日記。政治・社会情勢や
農産物価格などのほか気象に関する記述も多く、作家の故・吉村昭氏が歴史小説「桜田門外ノ変」の執筆で参考にしたとされる。

毎日新聞 2008年12月29日 2時30分(最終更新 12月29日 2時30分)


▼ソース:毎日新聞
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081229k0000m040078000c.html

※画像:幕末の水戸の様子が記された「大高氏記録」の茨城大が所蔵する写本=秋田浩平撮影
http://mainichi.jp/select/wadai/news/images/20081229k0000m040079000p_size5.jpg
2この本を読もう!:2008/12/29(月) 12:39:16 ID:7AiUbAoT
環境問題はなぜウソがまかり通るのか〈2〉
ISBN:9784862481825 (4862481825)洋泉社 武田邦彦【著】

「今後100年間で地球の平均気温は6.4℃も上昇?」「まず、ありえない!」6.4℃とは
IPCCが発表した最も悲観的なシナリオでのしかも予測幅があるうちの最悪の数値に過ぎない。
イギリスのBBCは、1.8℃~4℃の上昇と報道している。
京都議定書の削減目標を真に受けているのは日本だけに等しい、ツバルの海面水位上昇は温暖化
による影響ではない!?日本人は地球温暖化についても正確な情報を得ていない!
地球温暖化でも、ウソがまかり通っている!―ますます膨らむ「環境バブル」「エコの空騒ぎ」
に「NO」を突きつける。

第1章 地球温暖化は環境問題ではなく政治問題だ
第2章 バイオ燃料が世界の格差を拡大させる
第3章 意味のないリサイクルを早くやめないか
第4章 環境問題はどうして正しく伝わらないのか
第5章 対談 武田邦彦×池田清彦 環境問題のここがヘン!
3名前をあたえないでください
正しい寒暖計なのか?