★路上に遺体、児童も犠牲 ガザ空爆、下校時間が「地獄絵」に
【カイロ=内田康】イスラエルが大規模空爆を行ったパレスチナ自治区ガザは27日、路上に多数の遺体が放置され、
子どもたちが泣き叫ぶ「地獄絵」と化した。民家も含め多くの建物ががれきとなり、救急車だけでなく市民も車に
負傷者を乗せて、病院へ殺到。200人を超えたと報じられる死者数は、さらに膨れ上がる可能性がある。
「空爆はまだ続いているわ。彼ら(イスラエル軍)は見境なく、私たちを殺そうとしているのよ」
本紙の電話取材に応じたガザの中年女性は、受話器の向こうで震え続けた。爆音を聞いて、息子や娘たちが通う
小学校に飛んでいった。子どもたちは無事だったが「友だちがけがをした」と泣きじゃくっていた。
ガザの学校は午前と午後の二部制で、空爆は午前の部の児童の下校時間に重なった。路上で被害に
遭った子どもたちも少なくないとみられる。怒号と悲鳴が交錯する中、一般市民もがれきの下に埋まった人たちを
助け出そうとする。道路は寸断され、救急車も思うように動けない。
フリーランスの記者ハミドさん(42)によると、ガザの病院では、遺体や重病人が廊下にまで横たえられた。
救急治療室では、複数の医師が1人当たり7人前後の患者を同時に治療している。「この病院だけで
死者は100人以上いる。みんなショックが大きすぎて、話をできる状態じゃない」とハミドさん。
次々と重傷者が運びこまれ、病院の正門付近から建物まであちらこちらに血だまりができた。
▼ソース:中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008122802000070.html ▼関連スレ
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