日本郵政グループのゆうちょ銀行の決済システムが、来年1月5日から全国の民間金融機関の送金
システム(全銀システム)に接続する。郵便局に窓口や現金自動出入機(ATM)があるゆうちょ銀と
約1400の金融機関との間で振り込みができるようになる。ただ、ゆうちょ銀の口座に振り込む際に
新たな口座番号が必要となる。
ゆうちょ銀に貯金口座を持つ人がその口座に資金を預け入れたり口座から払い出したりすることは、
すでに多くの民間金融機関のATMでも行える。しかし、他の金融機関の口座と資金をやり取りする
振り込みは、ゆうちょ銀が提携している28の金融機関に限られていた。
システムの接続で使い勝手がよくなるが、いくつか注意が必要だ。特に、各金融機関からゆうちょ銀の
口座に振り込む場合、新たに振り込み用の「店名・預金種目・口座番号」が必要になる。ゆうちょ銀の
店名や口座番号の表示が他の金融機関と異なるためだ。
ゆうちょ銀は、預金者が郵便局の貯金窓口で通帳を出せば、新しい振り込み用の番号を記載している。
ただ、ゆうちょ銀の約1億1千万口座のうち、新番号の記載を終えたのは2割弱の約2千万口座に
とどまっているという。
ゆうちょ銀はシステム更新のため、来年1月1〜3日の3日間、全国のATMを休止する。手続き
などの問い合わせは「ゆうちょ振込お問合せセンター」。24時間対応している。
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asahi.com
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