★農水省、官房長退官へ 事故米問題で引責か
農林水産省は26日、来年1月5日付で岡島正明官房長(54)を退官させ、後任に佐藤正典消費・安全局長を充てる人事を
発表した。岡島氏は今年1月に官房長に就任。定年まで約6年残しての異例の途中退官となった。事故米の不正が
行われていた平成19年当時、事故米を監督する最高責任者の総合食料局長だったことから、引責退官とみられる。
退官理由について、石破茂農水相は26日の閣議後会見で「岡島官房長から『後進に道を譲りたい』と申し出があった。
今回は節目に人事を刷新するもので、行政責任とは関係ない」と述べ、事故米問題との関連を否定した。岡島氏は
「石破農水相の言った通り。私が話すことではない」としている。
しかし、岡島氏が総合食料局長を務めていた平成18年1月から今年1月までの在任中、三笠フーズの事故米の
不正転売について匿名の告発を受けたが、同局が十分な検査を指示せず見逃していた。岡島氏自身は告発文に
ついて部下から報告を受けなかったとされているが、今年11月、責任を問われ減給処分を受けた。
官房長は将来の事務次官や林野庁長官など、同省最高幹部に昇任が想定されるポスト。
▼ソース:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081226/crm0812261202009-n1.htm