★全役員の報酬削減へ=増資は最大1.5兆円−農林中金
農林中央金庫は25日、上野博史理事長以下全理事13人の報酬を削減する方針を固めた。
株式や外貨建て証券化商品などの市場運用で多額の損失が発生、大規模増資に追い込まれた
責任を明確化する。また、財務基盤強化のため3月までに実施する増資の規模については、
最大1兆5000億円とする方向で最終的な調整に入った。
報酬削減案は、年明け以降、外部有識者で構成する報酬審議委員会で検討した上で6月の総代会に諮る。
役職によって削減幅に差を付けるが、「損失は経営全体の責任」と位置付け、市場運用に
直接関与しない理事の報酬もカットする。
農林中金は来年4月から4カ年の経営計画をスタートさせるが、この計画期間中は役員報酬を
減額することになりそうだ。(2008/12/26-02:39)
▼ソース:時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2008122600013