人気ドラマ「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)で初めてのスピンオフ映画「鑑識・米沢守の事件簿」
(長谷部安春監督、来年3月28日公開)の主題歌を、ロックバンドのエレファントカシマシが手がけることが
24日、分かった。
大ヒットした「相棒−劇場版」も含め、これまで相棒シリーズに主題歌はなく、今回初めて使うことに
なった。エレカシも、過去にテレビドラマの主題歌「今宵の月のように」(1997年)を歌ったが、映画の
主題歌は初めて。年齢を積み重ねた男たちの、熱い心情を表現できるアーティストとして起用された。
タイトルは「絆」。淡々と、だが骨太に盛り上げていく曲で、最後に、おまえを思う気持ちが今のオレの
すべてだから…と歌い上げる。
「エレカシはブレーク前から好きだった」という主演の六角精児(46)も、「エレカシさんらしい、いい歌を
書いていただけて、すごく光栄なこと。エンディングに流れるのを聴いて感激した」と大喜びだ。
エレカシのボーカル、宮本浩次(42)は曲について、「恋愛に象徴される男女の結びつきから、男たちの
友情まで、広い意味でのラブソングとして作った」と説明。
「いつもの音楽スタッフだけでなく、映画スタッフにも輪が広がり、仲間がいっぱいいる感じが新鮮だった。
この映画をきっかけに思いっきり勝負できたと思う。精いっぱい歌った」と言い、達成感と自信をうかがわせて
いる。
六角は先日、劇中と同様、鑑識のユニホーム姿で、東京・二子玉川のスタジオに宮本たちエレカシを訪問。
宮本が六角に「映画主題歌は初めてなので、ずいぶん緊張して作ったんです」と打ち明けると、六角は
「何とか宣伝して皆さんに映画を見ていただくよう頑張りたい」と誓った。お互い、友人に写メールするため、
一緒のところをそれぞれのケータイで撮ってもらうなど、すっかり意気投合していた。
中日スポーツ
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2008122502000156.html