【フランス】モスク放火事件、反イスラムの動き懸念

【パリ２２日安倍雅信】フランス南東部リヨン郊外サン・プリストのイスラム教礼拝堂
モスクで２０日朝、何者かがモスク入り口に放火する襲撃事件があった。この事件を
受け、翌２１日、モスク前では、反イスラムの動きに抗議する集会が行われ、在仏イ
スラム教徒や彼らの支持者らが集まった。
　今回のモスク放火事件は、迅速な消火活動で入り口の扉がダメージを受けただけ
の小規模なものに終わった。一方、約５００万人のイスラム教徒を抱える在仏イスラ
ム社会は、敏感に反応し、仏イスラム教評議会（ＣＦＣＭ）のモハメド・ムサウイ会長が
事件同日、反イスラム運動の高まりに懸念を表明した。

　フランスでは今年４月２０日に同国南西部コロミエールにあるモスクに放火した容
疑で逮捕された１０人の被告（１８歳から２７歳）に先週１７日、懲役１年半の実刑判
決が下されたばかりだった。１０人はいずれも極右団体に所属していた。

　被害を受けたサン・プリスト・モスク前では２１日、１０００人以上の人々が集まり、
抗議集会が行われた。リヨン大モスクのカメル・カブタン教区長は「この状況は、イ
スラム教に対する宗教戦争に発展する恐れがある」と強く非難した。

　フランスでは同国北部リール近郊にある第２次世界大戦に従軍したイスラム教の
戦没者墓地で１１月８日、５００の墓石にイスラム教を侮辱する落書きがされている
のが発見される事件があった。当日は、イスラム教祝日前夜祭の日だった。同様な
被害は、今年４月にも発生し、１４８の墓石が被害に遭っている。


2008/12/22 20:18


世界日報
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/081222-201853.html

フランス礼賛厨、哀れwww