★愛知県、4病院の病床削減を 有識者会議 尾陽、稲沢市民など
愛知県内の公立病院の機能分担や医療連携を検討してきた県の有識者会議は22日、医師不足で
病床稼働率が低い尾陽病院(甚目寺町)、稲沢市民病院、常滑市民病院、新城市民病院の病床削減を
求める提言をまとめた。
尾陽病院(199床)には、病床削減を視野に入れて隣の名古屋医療圏の名古屋第一赤十字病院と
連携し、急性期を過ぎた患者の健康管理やリハビリを受け持つ役割分担の検討を要求。
稲沢市民病院(392床)、常滑市民病院(300床)、新城市民病院(271床)については
「適正病床数への移行」などの表現で実質的な病床削減を求め、周辺病院と連携するよう促した。
新城市民病院には、医療圏が異なる豊川市民病院と連携し、機能分担するよう求めた。両市間には、
5年後の豊川市民病院の新築移転に向け、医療圏を超えて新城側から豊川側に70床を移す計画がある。
総務省は来年3月末までに、公立病院を持つ市町村に改革プラン策定を求めており、同会議は
この提言を反映させた実効性あるプランづくりを自治体に求める。
▼ソース:中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008122302000070.html