愛知医大(愛知県長久手町)は22日、全身の92%に重度の
やけどを負った愛知県内の男児(5)に、患者自身の細胞を培養して
作った「自家培養表皮」の移植手術を実施し、成功したと発表した。
同大によると、厚生労働省が承認した自家培養表皮移植は国内で初めてで、
「重傷やけど患者への移植成功は、世界的にもまれではないか」としている。
同大によると、男児は正常な状態の自分の皮膚がほとんど確保できない
状態だったため、自家培養を行い、今年8月と10月の2回、
10センチ×8センチの大きさの自家培養表皮計60枚を、
胸や腹部、腕や足、背中などに移植する手術を受けた。
男児はほかにも6回の手術を受け、現在は回復に向かっているという。
(以下ソース)
※元記事:
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081222-OYT1T00667.htm 読売新聞 平成20年12月22日