ベトナム人窃盗団が盗品をベトナム航空機で本国に空輸していたとされる事件で、盗品等有償譲り受けの
罪に問われているベトナム国籍の女で兵庫県姫路市花田町、食料品店経営トラン・ティ・ミー・ハン被告
(32)に対し、山口地裁周南支部(尾河吉久裁判官)は22日、懲役2年6カ月、罰金30万円(求刑
懲役3年6カ月、罰金50万円)の判決を言い渡した。
ハン被告は、窃盗団から回収した盗品を副機長の男(33)=盗品等運搬の疑いで逮捕=らに送っていた
「故買屋」とされる。判決は、ハン被告は昨年夏から約1年間にわたり盗品の購入、転売を繰り返し、
ベトナムの故買屋にも転売していたと指摘した。
判決によると、ハン被告は姫路市内の駐車場で今年1月25日、ベトナム人窃盗団から、盗品と知り
ながら化粧品など13点(約7万4千円相当)を約2万9千円で買い取った。6月19日にも25点
(約11万1500円相当)を約3万3千円で買い取った。
窃盗団事件では、山口、大阪、愛知、兵庫、埼玉、千葉など14府県警の合同捜査本部が副機長の
ほかに、万引きなどによる盗みの実行役として71人、故買屋として14人を逮捕している。
asahi.com
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