浦添市の食品加工会社「美ら島フーズ」が台湾産マンゴーを宮古島産と偽り販売したとして、不正競争
防止法違反の罪に問われた社長ら二被告と法人としての同社の判決公判が二十二日午後、那覇地裁沖縄
支部であった。榊原敬裁判官は、玉城理被告(42)に懲役一年六月、執行猶予三年(求刑一年六月)、
池間清栄被告(44)に懲役一年、執行猶予三年(同一年)、同社に罰金百五十万円(同百五十万円)を
言い渡した。
起訴状などによると、社長の玉城被告と宮古島市のマンゴー農家池間被告らは七月、台湾産マンゴー
計約二・二トンに「宮古島特産マンゴー」と記載されたシールをはるなどして産地を偽装。インター
ネットのホームページやテレビショッピングを利用して販売した。
十一月十三日にあった初公判で検察側は、昨年も計約二トンを輸入し約四百万円の利益があったとし、
「今年は支払いを受ければ、利益は三百万円に上っていた」と指摘していた。
両被告は起訴事実を認め「消費者や生産者を裏切ってしまった」などと反省の弁を述べていた。
沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-22-E_1-005-3_001.html