【東京】高尾山に新型ケーブルカー 4代目車両、23日登場

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 高尾山(東京都八王子市)のケーブルカー車両2台が40年ぶりに新しくなり、23日にお目見えする。
昭和初期の開通以来、4代目。「あおば号」「もみじ号」と名前は同じだが、それぞれ青葉と紅葉を
あしらったデザインに一新。窓を改良するなど周りの景色が見やすくなる。運行する高尾登山電鉄では
「新年を迎えるにあたり、新たな気分で、ミシュランで三つ星に輝いた高尾山の魅力を感じてほしい」と
話している。

 高尾山のケーブルカーは、ふもとの清滝駅(標高201メートル)と中腹の高尾山駅(同472
メートル)の区間1020メートルを結ぶ。登山客や高尾山薬王院の参拝客ら年間約90万人が利用して
いる。高低差は271メートルで、最大勾配(こうばい)31度18分は国内で最も急とされる。

 同電鉄によると、1927(昭和2)年に開通。戦時中に一時休止したが、49(昭和24)年に運行を
再開した。車両のリニューアルは68年以来となる。

 入れ替え作業のため今月8日から運休しており、古い車両は11日までに搬出された。運輸課長の
猪狩敏郎さんは「車両としては寿命でしたが、新幹線の0系と同じく40年間走ってきただけに、愛着も
あった」と惜しむ。

 一方、新しい車両は14日早朝に搬入された。ホームの広さに制約があるため、大きさや最大定員
(135人)などは従来のまま。しかし窓枠を細くしたり、窓の中央を横切っていた枠を無くしたりし、
景色を眺めやすくしている。左右のドア計6カ所の窓も高さを約40センチ広げ、1.1メートルに
した。車内の照明を天井から壁に移動。間接照明にし、少しおしゃれな雰囲気になる。

 運行開始は、23日午前11時から。当日は記念きっぷ(往復、900円)や、ケーブルカーのペーパー
クラフト(200円)を発売。記念乗車証明書1千枚も発行する。

asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/1222/TKY200812220003.html

画像:運行の開始を待つケーブルカーの新車両「もみじ号」
http://www.asahi.com/national/update/1222/images/TKY200812220019.jpg