【医療】胚の呼吸量に着目、体外受精の妊娠率を2倍に向上

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1OH!! グレートセントーラルー!!(第六期卒業生)φ ★

精子と卵子を体外で受精させる不妊治療(体外受精)で、受精卵(胚(はい))の呼吸量を測り、
呼吸が安定しているものを子宮に戻すことで、妊娠率を大幅に向上させ、流産も減らせることが、
セント・ルカ産婦人科(大分市)と山形大大学院理工学研究科などの共同研究でわかった。

体外受精では複数の胚を培養し、顕微鏡で細胞の形などから良好な胚を選び、子宮に戻す。
しかし選別を見た目に頼っているため確実性に欠け、妊娠率は20〜30%にとどまる。
出産に至るまでには、数回の体外受精が必要になることも多く、患者の負担は大きい。

同産婦人科の宇津宮隆史院長は、胚が呼吸することで、酸素を消費することに着目。東北大と
山形大が開発した、培養液中の酸素濃度のわずかな変化を測定する技術を用い、ヒトの胚の
呼吸量を測定した。

見た目が良好な胚が複数ある患者で、顕微鏡観察だけで胚を選んだグループ21人と、呼吸量
評価を加えたグループ20人の2年間の成績を比べた。従来法では妊娠率38%だったのに対し、
呼吸量が安定した胚を戻したグループは60%と高く、流産率は従来法が25%に対し8%と低かった。
先月の米生殖医学会で発表した。

多胎妊娠による母体の危険を減らすため、日本産科婦人科学会は今年示した指針で、子宮に戻す
個数を原則一つに制限。良好な胚を客観的に選別する技術開発が求められている。宇津宮院長は
「見た目は良好な胚でも、呼吸量には大きな差がある。さらに多施設での研究を進めたい」と話す。

体外受精出生 年2万人
不妊治療 排卵日に合わせて性交する「タイミング法」、精子を取り出して子宮内に注入する「人工授精」、
体外に取り出した卵子に精子を受精させる「体外受精」がある。晩婚化などの影響で不妊治療を受ける
夫婦が増え、体外受精による出生数は、年間の出生者全体の2%に当たる約2万人とされる。

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20081220-OYT8T00398.htm
読売新聞 (http://www.yomiuri.co.jp/index.htm)2008年12月20日

2名前をあたえないでください:2008/12/20(土) 16:18:24 ID:IUUDCFuf
波紋呼吸とはな!
3名前をあたえないでください
つまりセックル必要なし