【長野】佐久総合病院の再構築署名 5万9千人に

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 県厚生連佐久総合病院(佐久市臼田)の夏川周介院長らは19日、同病院で記者会見し、病院の機能を分割、一部を
移転する「再構築」計画の早期実現に向けて職員らが集めている署名が、これまでに約5万9千人分に達したと中間
報告した。このうち人口約10万人の佐久市内では、約4万1千人分を集めたとしている。

 署名簿を前に会見した夏川院長は「個人的には3万人を超えれば−と思っていた。非常に短期間にこれだけの署名が
集まり、(移転実現に)力添えをいただいたと感じている」と強調した。

 署名活動は11月下旬から開始。職員約1800人が分担して市内を戸別訪問しているほか、病院ロビーに署名
コーナーも設けた。来年2月まで続け、病院が取得した同市中込の用地への移転を認めるよう、佐久市に求めていく。

 同病院は老朽化などに伴い、臼田の現在地に地域医療センター(本院)を、同市中込に基幹(高度)医療センターを
整備する計画。これに対し市側は、病院が取得した土地が工業専用地域であることから、市の土地利用計画に反し、
認められない−との立場だ。三浦大助市長は署名活動を「強引なやり方」と批判している。

 この日の会見で、計画をめぐり県と同市、県厚生連が11日に開いた2回目の三者協議について問われた夏川院長は
「いろんな形で折衝中。知事が(県会で)事態に進展なし−と答弁しており、われわれとしては控えさせていただく」と
述べた。

信濃毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/news/20081220/KT081219ATI090013000022.htm