★賄賂は「子供の就職祝い金」 愛媛・新居浜市幹部らを起訴
愛媛県新居浜市発注の電気工事を巡る汚職事件で、県警に収賄容疑で逮捕された
市水道局次長兼水源管理課長の田中俊児容疑者(55)=同市多喜浜=が、電気工事会社に
便宜を図る見返りなどとして受け取った現金20万円が、「子供の就職祝い金」の名目だったことが18日、
関係者の話で分かった。
田中容疑者は、県警などの調べに対し「月々の借金返済が数十万円あり、現金を受け取った」などと
供述。関係者によると、田中容疑者の借金は約1000万円にのぼるという。祝い金がわいろにあたるとして
松山地検は17日、収賄罪で田中容疑者を、贈賄罪で岡部電気商会社長の岡部一勝容疑者(65)=同市垣生=を
松山地裁に起訴した。
起訴状などによると、田中被告は市建築住宅課長だった平成19年1月に行われた公園の
電気施設整備工事の指名競争入札で、事前に岡部被告に入札参加企業2社の企業名を教えるなど
便宜を図った見返りとして、同年2月、岡部容疑者から祝儀袋に入った現金20万円を受け取ったという。
両被告は10年以上の付き合いがあったといい、同地検などはほかにも現金の授受があった可能性は
高いとみて余罪を追及している。
▼ソース:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/ehime/081219/ehm0812190317001-n1.htm