メタリカ(Metallica)、モーターヘッド(Motorhead)、メガデス(Megadeth)など、ヘビーメタルの音楽でおなじみの激しい首振り、 いわゆる「ヘッドバンギング」は健康を損ねる可能性がある――。ヘビメタファンにとっては気になるこんな研究結果が、18日の 英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」に掲載された。
この研究を行ったのは、シドニー(Sydney)のニューサウスウェールズ大学(University of New South Wales)のデクラン・ パットン(Declan Patton)氏とアンドリュー・マッキントッシュ(Andrew McIntosh)氏。
ただ、どうしてもスローテンポの曲よりウルトラ・ボミット(Ultra Vomit)などのバンドがききたいと言う10代の少年少女には、 具体的な対処方法もあるそうだ。研究報告には、ヘッドバンギングで知られる米アニメ『ビーバス・アンド・バットヘッド(Beavis and Butt-head)』に、ヘッドバンギングの理論モデルを適用して説明されている。
ビーバスとバットヘッドは、ラモーンズ(The Ramones)の1分間164ビートの曲「I Wanna Be Sedated」に合わせて踊るが、 ビーバスが頭を降る角度は45度まで、バットヘッドは75度までとした場合、バットヘッドには頭痛と目まいというレベル1の健康 障害が出る可能性があるが、ビーバスには影響はないはずだという。