★海軍下士官への性的暴行、隠ぺい疑惑浮上
海軍内で女性下士官が同僚の下士官3人から常習的に性的暴行を受けたことを苦に自殺未遂を
図っていたにもかかわらず、事実関係を把握した軍当局が1週間も事件を公表せず、指揮官の処分も
行っていないことが17日までに分かり、事件隠ぺい疑惑が浮上している。
複数の関係者によると、軍当局は今月10日、鋭い刃物で手首を切り自殺未遂を図った海軍所属の
A下士(女性、軍曹に相当)に対する調査を進めている。
A下士は憲兵による調査に対し、自殺を図った動機について、「同じ部隊の下士官3人から1年余りに
わたり常習的に性的暴行を受けてきたため」と話した。
A下士の証言によれば、同じ部隊に所属するB中士(曹長に相当)は昨年11月、会食の席でA下士に
焼酎や爆弾酒(ウイスキーのビール割り)などを無理に飲ませ、酒に酔わせた上で旅館で性的暴行に及んだ。
その後、一連の事実を知ったC元士(准尉に相当)はA下士を部隊外に呼び出した上で、「B中士と性的
関係を持った事実を部隊内で暴露する」と脅迫し、A下士に性的暴行を加えた。
A下士はD元士に「B中士、C元士から性的暴行を受けた」と漏らしたが、D元士も相談に乗るとだまして
A下士に性的暴行を加えた。
A下士は3人から最近まで数回にわたり性的暴行を受けたと主張している。
一方、B中士らは憲兵の調査に対し、A下士と性的関係を持った事実は認めながらも、性的暴行ではないと
主張している。3人は「当時A下士が言葉では『駄目だ』と言いながら積極的に抵抗せず、事実上合意の上で
性交渉を続けたものだ」と話しているという。
憲兵はいったんB中士らを強制わいせつなどの容疑で逮捕したが、性的暴行容疑に関しては1週間に
わたる調査でも結論を出せずにいる。海軍は現場指揮官に対する処分の有無に関する問い合わせに
「調査が終了しないと何とも言えない」と回答した。チャン・サンジン記者
▼ソース:朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/article/20081218000020