★全住民を対象に村営バス無料化 県内初 和歌山・北山村
和歌山県北山村は住民の貴重な交通手段となっている村営バスの無料化を決め、全住民を対象に
「村営バス利用優待券」の発行を始めた。優待券の使用は来月4日からで、すでに住民の半数近くが
申請手続きを済ませている。全住民を対象にした無料バスの運行は県内で初めて。
村の人口は512人(11月30日現在)で、65歳以上の高齢化率は45.9%。車やバイクを
使用できない高齢者の交通手段として欠かせない村営バスは、昭和59年10月に運行が始まった。
現在運行しているのは、村〜JR熊野市駅(三重県熊野市)が1日2往復で料金は620〜860円。
村内は1日1往復で料金は80〜200円。平成19年度の利用者数は延べ5014人で、うち65歳以上は
4048人、年間の運行収入は約227万円だった。
原材料価格の高騰などによる物価高や住民福祉を考慮し、村は無料バスの運行を決定。5日から
281世帯に申請書を配布したところ、16日までに228人が申請を済ませた。
村総合政策課は「景気悪化は住民の生活を圧迫しており、少しでも負担軽減になればと思っている。
高齢者に特に利用していただき、外に出る機会を増やしてもらいたい」と話している。
▼ソース:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/081218/wky0812180243000-n1.htm