中国産もち米を福岡県産として販売したとして、農林水産省は16日、米穀仲介業「大豆油糧」
(神戸市)に対してJAS(日本農林規格)法違反で改善を指示した。もち米は、三笠フーズ(大阪市、
破産申請)によって不正転売された事故米で、同省が事故米の流通経路を調査している中で発覚した。
農水省によると、大豆油糧は3〜4月、メタミドホスに汚染された中国産もち米計3090キロを
大阪府の仲介業者から購入。このうち、6月に1500キロを福岡県産として和歌山県の農事組合法人に
販売した。事故米はよもぎ餅に加工され販売された。
また、5〜8月に計690キロを米国産と表示し、大阪府の食品卸業者に販売。もち米はさらに転売
され、病院や施設の給食などに使われた。
大豆油糧は、中国産もち米を事故米と知らずに購入していたという。同省は中国産だと売れないため、
偽装表示したとみている。
毎日jp
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081217k0000m040032000c.html