サツマイモの産地、みどり市東町で乾燥イモ作りがピークを迎えている。同町小夜戸の渡辺健一さん(74)方の
ビニールハウスにはふかしたサツマイモがずらりと並び、空っ風と太陽の恵みを浴びてアメ色になり始めている。
東町では、ほとんどの農家が自家用として作っていたが、高齢化と農業離れで今は小夜戸、小中の二地区十数戸
だけとなっている。市場出荷でなく、なじみ客の予約を受けて栽培する農家がほとんどという。
渡辺さん方では、粘りのある「玉豊」を加工。薪(まき)を燃やしてふかし、丸干しで二、三日ハウスに置いて
表面の水分を飛ばした後、包丁で幾つかに切る。二十日ほど天日に当て、いったん箱に入れて中の糖分を引き出し、
もう一度天日に干すと白い粉がふいて、甘い乾燥イモができあがるという。
上毛新聞ニュース
http://www.raijin.com/news/a/16/news09.htm 画像:網の上に次々と並べられるサツマイモ
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