★前橋市長への辞職決議案、あす本会議提出 前工跡地問題
前橋市が県から取得した県立前橋工業高校跡地から有害物質が検出された問題をめぐり、土地交換契約を
締結した高木政夫市長に対して、市議会の一部会派が辞職勧告決議案を提出したことを受けて、15日、
市議会運営委員会が開かれ、17日の本会議に決議案を提出する方針を確認した。高木市長には、
今年3月にも、辞職勧告決議案を提出する動きがあったばかり。来年2月の市議選を前に市長と一部会派の
対立が鮮明になってきた。
決議案では、土地交換契約の合意書で、売買後に問題が見つかった場合、県に対して費用負担などを求める
ことができる「瑕疵担保責任」がないと、高木市長が認めていることを指摘。「自らの責任には一言も触れず、
ただ県を非難している」と批判している。
さらに、「県議時代、親族企業と県との土地取引疑惑に対して明確な説明はいまだなく、
指導者としてふさわしくない」と言及している。
同日の議運委では、清新クラブと真澄会が提出した決議案の取り扱いについて、各会派の意思を確認。
前光クラブの窪田治好幹事長らは「重要議案なので時間が必要」と指摘し、質疑などの通告締め切りをのばすなど、
調整が続いた。
前光クラブは「瑕疵担保責任については、議会も容認している。一介の市長に辞職勧告するのは乱暴すぎる」と
反対の意向を示し、フォーラム前橋も反対する姿勢を示した。
■ソース:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/081216/gnm0812160314001-n1.htm