★川岸被告「死刑でも構わぬ」 千種拉致殺害公判
名古屋市千種区の会社員磯谷利恵さん=当時(31)=が昨年8月、男3人に拉致、殺害された事件で、
強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた神田司(37)、堀慶末(よしとも)(33)、川岸健治(41)の3被告の
公判が11日、名古屋地裁であり、川岸被告の被告人質問が行われた。
遺族への謝罪について、川岸被告は「申し訳ないことをしたという気持ちはある。でも、遺族が
納得できない謝罪は意味がない」と供述。遺族が死刑を望んでいることに対して「死刑なら死刑で構いません」と
言い「包丁があるなら今、(遺族に)刺してもらってもいい」と述べた。
その後、近藤宏子裁判長から真意を問われると「開き直っているのではない」と返答。「自分の命を
差し出してもいいという意味か」との裁判長の問いに「そうです」とうなずいた。
自首した経緯については「『殺さないで』と言った磯谷さんの最後の言葉が頭から離れず、犯行後の神田、
堀両被告の発言にも腹が立ったから」と説明した。検察側が事件の責任を問うと「自分が首謀者で、
神田は主犯だ」と話した。
■ソース:中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008121202000067.html