開会中の滋賀県栗東市の定例議会で、市の財政問題に関する質問が集中し、11日の本会議でも
各会派が市の姿勢を問いただした。市民サービスを削減する財政再建の関連議案が議論の焦点と
なっており、委員会審議では一部議案が否決される可能性も出ている。
新幹線新駅建設中止などの影響で財政状態が悪化している市は「財政は危機的状況」(国松正一
市長)として、中学校給食の廃止や、市の単独施策だった障害者への社会参加支援給付金カットなど、
財政再建のための30議案を提出した。
各会派とも「財政再建は必要」との立場では一致している。しかし、教育福祉分野のサービス後退に
野党会派が反発、10日から始まった個人質問で「市民に理解を得られているのか」「生活を脅かす」
と批判が相次いだ。
京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008121100207&genre=A2&area=S00