インターネット販売専業のライフネット生命保険(東京)が、保険料に組み込まれている手数料を
示す付加保険料の開示を始めた。業界初の試みで、大手に比べて安い保険料をアピールするのが狙い。
他の国内生保は反発しているが、契約者の反応によっては開示を迫られる可能性もある。
生保の保険料は、普通の商品の「原価」にあたる、保険金支払いのための純保険料と、販売などに
かかる事業費に会社の利益などを上乗せした付加保険料の2つで構成されている。
予定死亡率などを基に計算する純保険料が各社とも大差がないのに対し、付加保険料は事業効率
などによって大きな差がつく仕組みだ。
ライフネット生命は11月下旬から全商品の付加保険料の開示を開始。30歳の男性が10年定期の
死亡保険に加入した場合、付加保険料は約23%を占めていることを明らかにした。
ライフネット生命のケースから国内大手生保の付加保険料を推計すると、約40−60%になる。
共同通信
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120901000597.html