カニのまち香住をアピールする「第二十六回かすみカニ場まつり」(同実行委員会主催)が七日、兵庫県香美町
香住区若松の香住漁港西港で開かれた。「カニすき雑炊早食い大会」など多彩な催しが繰り広げられたほか、海産物の
特産や味覚コーナーも設けられ、多くの来場者でにぎわった。
あつあつの雑炊を胃袋へと流し込む参加者ら=7日、香美町香住区若松の香住漁港西港
あいにく前日からの雪で積雪にも見舞われたが、駐車場は満車になるなど、例年を上回る数の観光客が続々来場。
カニすき雑炊とカニ汁の振る舞いには順番待ちの長い列ができ、新鮮な松葉ガニなどの販売ブースが並んだ上屋では
売り子らの威勢のいい声が飛び交った。
メーンイベントの早食い大会には関東からの参加者を含む二十人がエントリーし、おわんに入った雑炊を五分間で
何杯食べられるかを競った。競技中に飲むことのできる水はコップ一杯まで。参加者らは、あつあつの雑炊をはしで
かき混ぜて冷ましながら、次々に胃袋へと流し込んだ。
八・三杯を平らげ、女性の部で一位になった神戸市の主婦、小川仁美さん(39)は「最初の一、二杯は味わえ
ましたが、最後は熱くて味わう余裕もありませんでした」と話していた。また、男性の部で優勝した横浜市の自営業、
岡村正史さん(47)は二十一杯を食べ、見物客を盛り上げた。
日本海新聞
http://www.nnn.co.jp/news/081208/20081208009.html