【話題】「三国志」再ブーム　映画契機に出版続々

　今、「三国志」が再び脚光を浴びている。そこに描かれているのは、後漢末から魏、呉、蜀の三国時代に
かけての中国の歴史（２世紀末〜３世紀）。曹操、劉備、孫権ら群雄が割拠した激動の時代だ。その中でも
最大の決戦「赤壁の戦い」を取り上げた映画「レッドクリフ　Ｐａｒｔ１」が公開され、大ヒット。
その影響で出版不況の中でも、各種の“三国志小説”が売れ始めた。

　映画の興行収入は３７億円を超え、今年公開された実写映画の中では１位。だが、２部作の前半の
「Ｐａｒｔ１」では、戦いが緒についたばかり。人気スターが演じた周瑜（しゅうゆ）（トニー・レオンさん）や
諸葛孔明（しょかつこうめい）（金城武さん）の運命は今後、どうなるのか。映画を見た人から「続きが
気になる」という声を聞いた。

　映画の公開に合わせ、講談社は吉川英治さんの「三国志」を全５巻の新装版として刊行した。発行部数は
２３万部。柴田錬三郎さんの「三国志　英雄ここにあり」は、全６巻の新装版がランダムハウス講談社から出た。

　現在も文芸春秋で連載が続く宮城谷昌光さんの「三国志」は１０月、文庫の第１、２巻が同時刊行された。
初版は各８万部で既に増刷。北方謙三さんの「三国志」全１３巻（角川春樹事務所）は例年、数十万部増刷される
が、今はかなり上回るペースで出ているという。

　今回のブームの中心は映画と小説だが、過去には“三国志漫画”も人気を集めた。横山光輝さんの「三国志」、
王欣太さんの「蒼天（そうてん）航路」（李学仁さん原案）、本宮ひろ志さんの「天地を喰（く）らう」に加え、
少女漫画では諏訪緑さんの「諸葛孔明　時の地平線」。そのほか、「三国志」をもとにしたファンタジー漫画は
数知れない。
(>>2に続く)

毎日jp
http://mainichi.jp/enta/art/news/20081206ddm013070165000c.html

(>>1の続き)
　「三国志」は元々、日本人好みの物語なのだろう。背景には、やはり小説の吉川版（１９３０〜４０年代に
書かれた）の存在があるようだ。文芸評論家の細谷正充さんはその功績を二つ挙げる。「一つは日本人好みに
アレンジし、なじみやすくしたこと。もう一つは、中国では曹操＝悪、劉備＝正義というとらえ方をしている
のに対し、善悪の対立ではなく好漢たちの闘争のドラマにしたこと。その結果、切り口が広がり、物語が作り
やすくなった」

　８０年代にはＮＨＫのテレビ人形劇「三国志」（８２〜８４年）とシミュレーションゲーム「三国志」
（コーエー、第１作は８５年発売）などの影響で、若い世代に浸透するブームがあった。物語と関係なく
キャラクターを美男美女に設定したゲームシリーズもあり、男性だけでなく女性ファンも多く獲得した。

　コスプレをする女性も現れ、その世界では“中華系”と呼ばれる。「三国志」の他に「西遊記」「水滸伝」
などの登場人物の格好をする。コスプレーヤーの万鯉子（まりこ）さんは「最初はビジュアルからですが、
そのうち生きざまにあこがれるようになります」。

　ちなみに日本では「三国志」といっても、３世紀に書かれた正史の「三国志」ではなく、後の時代の通俗
小説「三国志演義」を指す場合が多い。吉川版は「演義」を踏まえ、北方版と宮城谷版は正史を基本にしている。

毎日jp
http://mainichi.jp/enta/art/news/20081206ddm013070165000c.html

劉邦はいいな

> 中国では曹操＝悪、劉備＝正義というとらえ方をしている

だから映画があんななのか。なじめないのよなー

>>4
三国志演義がそういう書き方をしてる。京劇でも曹操は悪役。

横山光輝の三国志が良かったな

一番好きなとこは、一番最後のくだり
“立派な武将が数多く活躍していたが、
今は見る陰も無い”
みたいな感じのとこwww

赤壁のクライマックスは、「げえっ！関羽！！」のくだり

異論は若干認める

孔明には古畑的な底意地の悪さを出して欲しい。
GRの今川版孔明は良かった。

二国争わせて船団鎖でつないで全焼って面白過ぎ。

むむむ

陳舜臣の「秘本三国志」というのが面白かった

片ちんのSweet三国志が一番だ。異論は認め・・・る。

三国志対戦は落ち目