★1級河川の地方移譲、20水系のみ…国交省提示
国管理の一級河川を都道府県へ移すよう求めた政府の地方分権改革推進委員会の勧告を受け、
国土交通省が移譲する河川として14道県の20水系を関係知事に提示したことが1日、わかった。
いずれも小河川に限られ、同省の出先機関である地方整備局は、ほぼ現状のまま残る内容だ。
分権委は今年5月の第1次勧告で、「河川管理は環境保全などとあわせて地域が総合的に実施すべきだ」として、
国の直轄国道と併せて一級河川109水系中、65水系の移譲を求めていた。
しかし、同省が提示したのは、一つの都道府県内で完結する53水系のうち、
北海道の7水系と青森、石川、静岡、三重、鳥取、島根、愛媛、山口、佐賀、長崎、大分、宮崎、鹿児島各県から
1水系ずつの計20水系にとどまった。
このうち、16水系は源流から河口までの距離が100キロ未満。
20水系全体でも移譲区間の総延長は約750キロで、
全一級河川の国直轄管理区間(約1万500キロ)の約7%だ。
国交省は、提示した20水系であっても知事が拒否すれば移譲しない反面、
20水系以外で知事が移譲を求めれば協議に応じる方針で、すでに関係道県の知事と個別交渉に入っている。
これに対し、分権委は「国交省案は不十分」と反発している。
国の直轄国道と併せて一級河川の移譲が小幅なものにとどまれば、地方整備局が温存され、
12月に予定する第2次勧告の柱となる国の出先機関の廃止・縮小改革も頓挫しかねないだけに、
第2次勧告では首相に大幅な移譲を求める方針だ。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081101-OYT1T00843.htm ▽過去スレ
【地方分権】 直轄国道、15%の整備や管理を地方に 一級河川の4割の管理権限も移譲…分権改革閣僚折衝
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1211235765/ 【地方分権改革推進委】 道路・河川の整備管理の権限を地方に移す際に国からの財源措置をどうするか? WGで具体策を検討へ
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1218407992/