★衆院選 郵政研道本部、全12区で民主支援 比例は新党大地 /北海道
郵便局長とOBでつくる政治団体「郵政政策研究会」(郵政研)の北海道地方本部が10日、
札幌市で役員会を開き、次期衆院選の道内12小選挙区すべてで民主党候補を支援することを決めた。
比例代表道ブロックでは新党大地を支援する。
郵政研はかつて自民党最大の支持組織とも言われた特定郵便局長OBによる「大樹」を衣替えし、
08年2月に設立された。郵政民営化に伴い郵便職員が政治活動を制限される公務員から外れたため、
現役の郵便局長も加えた組織に拡大した。
郵政研は郵政民営化反対派が結成した国民新党を支援しているが、
今年7月に民主党と国民新党が郵政民営化の「抜本的見直し」で合意したことから、
国民新党が推薦する民主党候補を全国で支援することを決めた。
国民新党が道内12小選挙区で民主党候補予定者を推薦したのを受け、
郵政研北海道地方本部も民主候補の支援を決定。道内では全小選挙区で郵政研と自民党が敵対する構図が固まった。
比例については、衆院で国民新党と同じ会派を組む新党大地の鈴木宗男代表が出馬する見込みのため、
北海道地方本部の塩田忠俊事務局長は「会員が(投票を)迷わないよう比例は大地に一本化した」と説明している。
郵政研北海道地方本部の前身・北海道大樹支部は05年の前回衆院選で、郵政民営化法案に反対した
山下貴史前衆院議員を道10区で支援し、残る11小選挙区は自主投票とした。
その山下氏は落選し、現在は深川市長。山下氏に対する「刺客」候補だった飯島夕雁衆院議員が10日、
深川市内に後援会事務所を開設したが、山下氏は事務所開きに姿を見せなかった。【鈴木勝一】
毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20081011ddlk01010309000c.html