★後期高齢者医療見直し 発言先行、舛添流2008年10月11日
後期高齢者医療制度(後期医療)の見直しをめぐり、舛添厚生労働相は10日、
高齢者の医療費負担のあり方を「今から議論していけばいい」と、根底から見直す考えを示唆した。
約10年にわたった議論を白紙に戻すことにつながるが、厚労省の審議会や与党内での
調整手続きを素通りした異例の検討が続く。発言をたどると――。
舛添氏は福田政権時代、「若者4割(の負担割合)を決めたことに意味がある。
大事なのは高齢者もちゃんと負担すること」(6月26日の政府広報オンライン)と
75歳以上を切り離した現行制度を擁護していた。
しかし、後期医療に懐疑的な麻生太郎氏が首相就任直前の9月20日、突然、
75歳以上の線引きを改めることを柱とする大胆な見直しを表明。
だが、「廃止ではない」と強弁し、10日の会見では「『廃止する』とか『廃止しない』と言うのは全く不毛」と語った。
老人保健制度が行き詰まり、後期医療導入まで約10年かけた議論についても
「もっとクリエーティブに新しいパターンを考えればいい」と切り捨てた。
舛添氏は10日の閣僚懇談会で私案を説明したが、閣僚からは「今までの説明とつじつまが合わない」との意見が出た。
河村官房長官は同日の会見で「この制度の根幹は大事。これまで積み上げたものがあるから、
与党政調としっかり積み上げてもらいたい」と舛添氏にくぎを刺した。
舛添氏の発言で目立つのは、総選挙を意識したかにみえる、高齢者の情緒への偏重だ。
「470万人(の保険料)がタダになった。いいものを残した上で、孫と切り離されるのは嫌だ
というのを直していく」と保険料の減免措置の維持を強調。9月30日の与党議員のパーティーでは
「75歳以上はゴールドシート。ふかふか、優遇措置。65〜74(歳)はシルバーシート。
我々若いのは立っておけ」とあいさつした。
こうした聞こえのよい発言の一方で、費用負担をどうするかは曖昧(あいまい)だ。
6日の衆院予算委員会で現在5割の公費割合を「長期的には増やさないといけない」と答弁。
その後は福祉目的税の検討に言及、10日の会見では「公費負担の全体の議論になる。
ものすごい大きな議論があると思う」と、拡散気味だ。(南彰)
ソース
http://www.asahi.com/health/news/TKY200810100377.html ▽過去スレ
5月のスレ
【政治】 舛添厚労相が「お年寄りにいい制度だ」と後期高齢者医療制度の説明に躍起 週末2日間に5つのテレビ番組の出演をハシゴ
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1211675354/ 9月のスレ
【政治】 「後期高齢者医療を見直し新制度創設」と舛添厚労相、年齢区分廃止など検討
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1221872642/