★揺れる政局 外交日程に影
流動的な衆院選の日程は外交にも影を落とし始めている。
河村建夫官房長官は6日の記者会見で、年末にかけて目白押しとなる外交日程について
「なるべく首相が代表して参加されるべきものには出るべきだと考えている」と述べたが、
最終的な対応を決められない状態が続く。
手始めが24、25両日に北京で開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会合だ。
中国は同時期に開く日中平和友好条約締結30周年記念式典への出席も求めているという。
11月22、23両日はペルーのリマでアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会合が開催。
与党内には「衆院選が11月23日なら投票日も首相の活躍を伝えられる」(自民党幹部)との声があるが、
投開票日の首相不在は現実には考えにくい。
12月はタイで東アジア首脳会議(東アジアサミット)と、
東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス日中韓首脳会議が開催予定。
年内には初の日中韓首脳会談も開く方向で調整しており、本来なら日程を固める時期だ。(07:01)
日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20081007AT3S0601C06102008.html