★次期衆院選 自公協力強化で合意 公示後に合同演説会など
自民党県連と公明党県本部は、次期衆院選で、選挙協力を強化することで合意した。
前回選挙(2005年)に続き、小選挙区の自民を公明が支援する一方、
比例選の東北ブロックで公明が2議席を確保できるよう、自民が得票数の上積みに協力する。
自民の小選挙区候補と公明候補の合同演説会を行う――など5つの取り組みをまとめ、あす7日に発表する。
次期衆院選では前回選挙と同じく、自民が県内6選挙区に各候補を、
公明が比例東北ブロックに2人を、それぞれ擁立する。
前回選挙で、自民と公明は宮城県独自の選挙協力態勢「宮城方式」を導入。
〈1〉比例選での公明の得票を各選挙区で5000票ずつアップ
〈2〉各選挙区の自民選挙対策本部に公明の選挙責任者を配置
〈3〉自民候補のミニ集会などに、公明候補や県本部幹部のあいさつを組み込む
〈4〉自民候補の選挙ポスターや広告に「比例は自民へ」との文言を載せない――と取り決めを交わした。
自民は6選挙区計で、前々回(03年)と比べ約15万2000票増(32%増)、
公明も県内の比例選で同約1万8000票増(13%増)と一定の成果を挙げた。
だが、5000票上積みの数値目標を達成できたのは3、4区だけで、公明は1議席しか確保できなかった。
このため、次期選挙では、選挙区ごとに上積み目標を定めて、結果を出す、と修正。
新たに公示後、自民の各選挙区候補と公明候補の合同演説会を行う、を盛り込み、
計5項目の取り組み方針をまとめた。自民党本部は、全国の選挙区で「比例は公明に」と
呼びかけない方針を決めているが、自民県連は「『宮城方式』は、こちらの固有の取り決め。
公明の応援は最大限に行う」と断言。公明県本部も「前回以上の得票を目標に、
団結を強めることで一致している」と強調している。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20081005-OYT8T00610.htm