★橋下弁護士に800万賠償命令 光市懲戒請求訴訟で広島地裁判決
大阪府知事の橋下徹弁護士(大阪弁護士会)がタレントとして出演した
テレビ番組で、山口県光市の母子殺害事件の男性被告(27)=死刑判決を受け上告=の
弁護団への懲戒請求を呼びかけたため業務を妨害されたとして、
広島弁護士会所属の弁護士4人が1人当たり300万円の損害賠償を求めた
訴訟の判決が2日、広島地裁であった。橋本良成裁判長は橋下弁護士の発言は
原告の名誉を棄損しており、不法行為に当たると認定。
橋下弁護士に1人当たり200万円の賠償を命じた。
訴状などによると、橋下弁護士は昨年5月に放送されたテレビ番組
「たかじんのそこまで言って委員会」(読売テレビ制作)で、
差し戻し控訴審の弁護団を批判し、「もし許せないと思うんだったら、
一斉に弁護士会に懲戒請求をかけてもらいたい」
「10万人とか見てる人が懲戒請求かけてくださったら、
弁護士会としても処分を出さないわけにはいかない」と発言。
放送後、4人が所属する広島弁護士会に大量の懲戒請求が出された。
請求は今年1月時点で2501件に上ったが、弁護士会はいずれも
「懲戒不相当」と処分しないことを決定。橋下弁護士は法廷に一度も姿を見せなかった。
産經新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081002/trl0810021052001-n1.htm