★「新冷戦は露にも損害」ポーランド外相、MD配備理解求める
【ワルシャワ=中谷和義】ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相は17日、
読売新聞と会見し、米ミサイル防衛(MD)施設の東欧配備やグルジア紛争で欧米との
対決姿勢を強めるロシアについて「新たな冷戦につながればロシアにとっても損害は大きい」と指摘、
近く行う次官級協議などを通じて露側の理解を求めていく考えを示した。
ポーランドは、欧州連合(EU)の対露最強硬派で、ロシアが「自国を標的にしている」と
反発するMDの迎撃ミサイル発射基地の受け入れで米国と合意している。
外相は、「合意内容をインターネットで公開するなどプロセスの透明化に取り組み、
ロシアの監視要員の受け入れも提案している」と述べ、露側の懸念解消につとめる方針を示した。
ただ、ポーランドは、見返りとして同国に隣接する露領カリーニングラードの露軍基地立ち入りを要求している。
これに難色を示す露側の理解が得られるかどうかは不透明だ。
外相はまた、昨年末に国境での出入国審査免除を定めたEUのシェンゲン協定入りしたことに伴い、
入国するロシア市民にビザ取得が義務づけられた問題で、
「ビザ発給手数料の減額などで、できるだけ自由な往来をはかりたい」と述べた。
次官級協議で具体策を協議するという。
シコルスキ外相は10月初旬の訪日を目指し、日本側と調整している。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080918-OYT1T00753.htm ▽関連スレ
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