【調査】教員採用汚職、“地に落ちた”信用…「教員採用方法を見直す必要がある」→Yes94%、「他の地域でも同様の不正がある」→Yes99%

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1諸君(もろきみ)φ ★
 最新ニュースについて、ご意見をネットで募集するコーナーです。7月25日の紙面で募集したテーマ「教員採用汚職」について
29日までに620人(男性482人、女性138人)から回答がありました。主な意見は次の通りです。

(1)教員の採用方法を見直す必要があると思いますか YES→94%NO→6%
(2)文部科学省は不正に厳しく対処すべきですか YES→96%NO→4%
(3)他の地域でも同様の不正があると思いますか YES→99%NO→1%

 ■給与返還と謝罪を

 高知・女子大学生(20)「私は教師を目指して頑張っているところなので、大分県の教員汚職事件にはショックを受けた。
教職の価値を下げてしまった者に厳しい処分を下してほしいし、採用方法も見直してほしい。不正で教師が採用されたのでは、
子供たちは教師の話していることを信じなくなってしまうだろう」

 秋田・男性自営業(40)「採用方法を改善しても人間がかかわっている以上、不正はなくならないだろう。それより、どうすれば
自浄作用が強くなるかを考えたほうがよい。まずは不正採用された教員に今まで支給された給料の全額を返還させ、子供たち
の前でいきさつを話させ、謝罪させる必要がある」

 神奈川・女性パート(49)「教育委員会の役割を見直すと同時に、教員採用や人事システム全体を世間の常識に沿って
見直す必要がある。不正な形で採用された教員は全員辞めるべきだ」

 ■透明性高い採用を

 オーストラリア・女性教師(30)「文部科学省は、教師の不正採用の被害者が子供たちであることをもっと受け止めるべきだ」

 茨城・男性会社員(47)「文科省は中途半端なところで調査を終了せずに、日本中の自治体を徹底的に調べ、厳正な対処を
したうえで新制度へ移行させてほしい」

 東京・男性自営業(66)「不正採用問題は各教育委員会の自浄能力に期待せず、文科省が厳しく対処すべきだ」

 大阪・男性会社員(34)「文科省は教員採用方法の透明性を高めるために採用方法の基準を作り、監査すべきだと思う。
ただし、そのほかのことは、地方自治体の自主性に任せるようにすべきだとも思う」

 ■氷山の一角

 宮崎・女性会社員(33)「大分県の教員採用汚職は氷山の一角ではないだろうか。閉鎖的な世界ではどこでも起こりうること
だと思う」

 大阪・男性自営業(33)「教員だけでなく、公務員の不正採用について徹底的に調査すれば全国で発覚するだろう。
特に地方は人間関係が濃厚なので、断りきれないケースが多いと聞く。金銭ではなく義理で採用するということもあるようだ」

 埼玉・男性アルバイト(37)「ある県の教員採用試験では、国会議員に頼めば試験を形だけ受けただけで合格できるという話を
聞いたことがある。教員だけでなく、公務員の他の職種についても同様のことがいえるのではないだろうか」

 米国・男性自営業(55)「大分県だけでなく、他でも悪事が慣行になっている可能性がある。一部の人間だけを罰して、トカゲの
尻尾切りのようなことをするのではなく、徹底的に全国を調査をしてほしい」

                     ◇

《大分県の教員採用汚職》 教員採用をめぐって大分県警が6月14日、贈収賄の疑いで県教育委員会義務教育課参事ら4人を
逮捕した。県教委事務局ナンバー2だった元教育審議監も逮捕されるなど県教委の幹部らが関与した汚職が相次いで発覚した。
事態を重視した文部科学省は全国の都道府県や政令市の教委に、教員採用の状況について報告を求めた。

ソース(MSN産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080731/crm0807311856029-n1.htm