【北海道】開発局 民間参入を排除した上で、公務員と同じ「高コスト」で天下り団体に事業を発注[07/29]

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 国土交通省北海道開発局発注の補助業務を、OBが天下りした札幌市内の
3公益法人が独占的に受注していた問題で、開発局が、人件費が大半を占める
事業の発注価格を開発局職員の給与をベースに算出していたことがわかった。

開発局は補助業務について、事実上、民間参入を排除した上で、
公務員と同じ「高コスト」で公益法人に事業を発注していた。

 開発局では2007年度まで、道路工事の現場検査やダム関連施設の巡回など、
本来は国で行う業務を、3公益法人が実質的に独占受注していた。開発局によると、
発注規模が5億円に上る大型事業もあり、開発局職員が同じ作業を行ったとの想定で、
必要な職員数、かかる時間などを設定した上で、発注価格を算出していたという。

 こうした積算方法は長年にわたって続けられており、開発局では
「発注業務にかかわったOBなら、予定価格を算出することは可能」と認めている。

この結果、3公益法人の落札価格は、予定価格とほとんど同じで、
07年度までの3年間の平均落札率は97〜94%の高率だった。


読売新聞 2008年07月29日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20080729-OYT8T00473.htm

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