全国高等学校体育連盟(全国高体連)が文部科学省、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)との
協議を経て、来年の全国高校総体の卓球でのドーピング検査導入を正式決定することが
24日、分かった。
初の導入に向けての協議は、今夏の全国高校総体後となる見通し。
来年の全国高校総体は奈良県を中心に近畿の2府4県で開催する。
日本体協が2003年静岡国体でドーピング検査をスタートしたこともあり、全国高体連の梅村和伸専務理事は
「国体の少年男女で検査をしていて、こちらが振り向かないのはおかしい。インターハイには将来の
日本代表選手も出てくる。反ドーピングの意識を持ってもらうことが目的」と導入理由を説明した。
卓球での検査実施は日本卓球協会と高体連専門部が積極的に推進した。
日本卓球協会の木村興治副会長は「競技自体が低年齢化をしている。若いうちに日常生活のかぜ薬などでも
ドーピング違反の恐れがあることを認識することが必要」と話した。
日本高校野球連盟(日本高野連)も将来的に春と夏の甲子園大会でドーピング検査を実施する方向という。
スポニチ
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