東北と関東で震度4を観測、宮城、福島両県に津波注意報が出た19日の地震で、気象庁が
震度1や2だった地点もすべて「震度3」と誤って表示した震度分布図を防災機関などに配信して
いたことが20日、分かった。
気象庁によると、ミスがあったのは、地震発生の約12分後にインターネットを通じて配信した
「各地の震度に関する情報」に添付された震度分布図。震度4が観測された地点では問題はなかったが、
震度2以下の揺れしかなかったはずの地点もすべて「震度3」の表示になっていた。
ミスに気付いた気象庁は、震度分布図を使用しないよう配信先の防災機関に連絡した。同庁で
詳しい原因を調べている。
気象庁では14日、千葉県銚子市で震度2を観測した地震の際、地震計の設定ミスで
「推定最大震度5弱以上」と誤った緊急地震速報を流したほか、静岡、甲府両地方気象台が4日に
出した「記録的短時間大雨情報」が防災機関に配信されなかったなど、防災情報に関するミスが
相次いでいる。
▽ソース:サンケイスポーツ
http://www.sanspo.com/shakai/news/080720/sha0807201154005-n1.htm