【川越】スープラディスプレイ(埼玉県和光市)は、半導体レーザーをラベルに当てるだけで
印字と消去を繰り返し行える「非接触光リライトシステム」を9月をめどに発売する。
理化学研究所(理研)の和田主任研究員が開発した光熱変換技術を使い、同社が製品化した。
オプションのフラッシュランプを使えば、近赤外線の光を一瞬当てただけで
ラベルの印字を消去できる。
小売店や物流会社など向けに08年度1億円の売り上げを目指す。
システムは近赤外線のレーザーで、荷物などに、張ったラベルに出荷情報やバーコード、
QRコードなどを直接書き込んだり、消去したりできる。書き込み時間は、カードサイズに荷受人、
個数など文字のみの情報なら5―7秒。20センチメートル離れた場所から、厚さ1センチメートルの
ガラスやアクリル板などの層を通してラベルに書き込める。
日刊工業新聞 2008年7月18日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520080718185hhae.html