県の建築資材購入を巡る贈収賄事件で、韓国や東北地方への旅行の接待を受けたとして、
収賄罪に問われた県南部総合県民局元技術課長補佐の花房稔被告(54)、贈賄罪に問われた
建設資材販売会社「誠」(徳島市仲之町)の社長松山悦弥(63)、同社役員の岡久浩二(52)
両被告に対する初公判が16日、地裁(武田正裁判官)であった。罪状認否で3被告は
「間違いありません」などと起訴事実を認めた。
冒頭陳述で検察側は、花房被告が徳島土木事務所に勤務していた1983年、従業員を通して
同社を知り、91年には高校の後輩だった岡久被告をこの従業員に紹介した経緯を説明。「松山被告は、
岡久被告を花房被告の営業担当とし、飲食接待をさせるようになった」と指摘した。
さらに、花房被告が2001年に同事務所維持補修課に異動したのを機に、松山被告らは便宜供与を
期待し、社員旅行に誘うなど本格的に接待を始めたとした。また、本来、3社から見積もりを取り、
最安値の業者に発注する必要があるのに、花房被告は同社の見積もりのみで計3社から取ったように
装うなどして発注した手口を明らかにした。
弁護人によると、松山被告は健康上の理由などから3日、保釈が認められたという。保釈保証金は
400万円。花房、岡久両被告についても16日、保釈を請求したという。
傍聴した花房被告と業者との癒着を県に指摘した徳島市内の男性は「10年以上放置してきた
上層部の責任は大きい。実際はもっと根深いところに問題がある」と憤った。
一方、飯泉知事は「既に支給された退職手当の返還に向け、適切な対応を図りたい」とコメントした。
▽ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20080716-OYT8T00822.htm スレッド作成依頼スレより依頼がありました。
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1213865805/451