東京都荒川区のスーパー「イトーヨーカドー三ノ輪店」で販売されていた焼き鳥のタレから、除草剤の成分
「グリホサート」が検出されていたことが15日、分かった。容器に「毒入り」と書かれたシールが張られて
いることから、警視庁捜査1課は何者かが混入したとみて、威力業務妨害の疑いで捜査を始めた。複数の
報道機関に犯行声明のような手紙や連絡があり、関連を調べている。
調べでは、三ノ輪店1階の食品売り場で6月28日午前11時半ごろ、エバラ食品工業の「やきとりのたれ」
(240グラム)の容器の底に「毒入り危険」などと書かれたシールが張られているのを買い物客が見つけ、
店員に知らせた。警視庁で成分を鑑定したところ、グリホサートを検出。何者かがフタを開けるなどして、
グリホサートを混入したとみられる。
エバラ食品工業は「混入が事実なら、非常に残念であり極めて遺憾」とコメントしている。
グリホサートをめぐっては、3月に練馬区のスーパーで販売された花王の「ヘルシア緑茶」(350ミリリットル)
を飲んだ会社役員の男性が下痢を訴えた事件があり、4月には兵庫県内の別々の店で販売された日本コカ・コーラ社
の「爽健美茶」(500ミリリットル)2本から検出されるなど、混入が相次いでいる。
▽ソース:産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080715/crm0807151826032-n1.htm