【毎日新聞社説】看護基礎教育 4年制生大学化に向け動き出せ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1釣りチルドレン17号(080731)φ ★
厚生労働省の「看護基礎教育のあり方に関する懇談会」が、これまで専門学校を中心に行ってきた看護師の
養成を将来、4年制大学に移行する方向性を打ち出した。医療の高度化などに対応するために、看護職員の
資質の向上が求められており、4年制大学での看護師養成は当然の流れである。
日本の大学化の取り組みは遅いと言わざるを得ない。欧州や東南アジアの各国では、すでに大学での養成が
行われている。懇談会では「20年先の中長期のあり方」として、大学化を提言したが、悠長なことを言っ
ている時間はない。

大学で看護師養成を行うには、教員の養成や現在ある3年制の専門学校など看護師養成所と大学との統合など
事前の準備に相当な時間がかかる。大学化となれば、厚労省だけではできないので、文部科学省などとの調整
も必要だ。
高齢化によって「多病・多死の時代」がすでに始まっている。20年先などと言わず、看護基礎教育の大学化
は待ったなしで、準備に取りかかるべきだ。
(続きは>>2->>10

毎日新聞 2008年7月11日 0時13分
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080711k0000m070149000c.html