積水化学工業は9日、医薬品開発を受託する米医薬ベンチャー企業の「ゼノテック」を買収することで
合意したと発表した。今月末に全株を取得する。
買収金額は非公表。積水化学グループが医療分野で海外進出するのは初めて。
ゼノテックは、2007年度の売上高が約16億円と小規模だが、動物などの生体試料を用いた
薬品評価試験分野では米国トップ。
子会社の積水メディカルも同分野で国内最大手だが、今後の成長には米国への進出が
不可欠と判断した。米国で2011年に売上高41億円、営業利益率20%を目指す。
積水メディカルは、中期経営計画で、国内シェアトップの事業分野を拡大する方針を掲げており、
今回の米VBの買収もこの一環。今後、ゼノテックを足がかりに海外展開を積極化させる方針だ。
ソース
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200807100071a.nwc