【北海道】札幌市、談合業者に46億円請求 「清掃工場工事で損害」

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1依頼340@釣りチルドレン5号(080731)φ ★
 一九九七年に札幌市が実施した白石清掃工場(白石区)建設工事の指名競争入札で談合が
行われたため、損害を被ったとして、札幌市は十日、同工事を落札、受注したごみ焼却炉メ
ーカー「タクマ」(兵庫県尼崎市)に約四十六億円の損害賠償を請求する。同社が応じなか
った場合は十一月にも札幌地裁に民事訴訟を起こす方針だ。

 同工事の入札をめぐっては、事前に市に談合疑惑の情報が寄せられたが、タクマなど四社
が「談合はない」との誓約書を市に提出した上で入札を実施。タクマが三百六十二億七千七
百五十万円で落札した。落札率99・62%だった。

 しかし、公正取引委員会が九九年、この四社を含む焼却炉メーカー五社が同工事を含む国
内工事で談合を繰り返していたとして排除勧告を出し、二〇〇六年には談合を認定する審決
を出した。五社は現在、審決の取り消しを求めて東京高裁で争っている。

 これに対し、市は「審決の事実認定は正しく、虚偽の誓約書を書いたのは悪質」とし、不
法行為を把握した時から三年と定められている民事訴訟の時効が今年十二月に迫ったことか
ら損害賠償請求に踏み切る。

 請求額は、談合がなければ、落札されていたであろう額を、五社以外が落札した全国の焼
却炉工事の落札率89・76%をもとに計算。タクマの落札額との差額約三十六億円に利子
約十億円を加えた。

 市によると、五社による一連の談合については全国の五市が提訴し、係争中。ほかに十三
件の住民訴訟が起きており、うち三件が最高裁で賠償命令が出ている。道内では苫小牧市が
五社のうち別の一社を相手に損害賠償請求をする準備を進めている。

 タクマ企画部は「請求書を見た上で対応を検討する」としている。


ソース▽
北海道新聞(07/10 06:50)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/104043.html
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