山形・庄内地方を地盤とする地場ゼネコン(総合建設会社)の山本組(山形県鶴岡市、山本
斉社長)は農業に参入、第1弾として付加価値の高いトマトの栽培に着手した。農業系ベンチャ
ーのアニス(東京・港、純浦誠社長)が開発した無農薬農法を導入。温度や水、栄養分などを
コンピューター制御したハウスで栽培し「安全・安心で食味が良い」点を売り込む。アニス独
自の有機系培養土の供給機能も担う。
既に東京の有名スイーツ店や大手百貨店などに販路を開拓、ネット販売にも乗り出す。
アニスはIT(情報技術)とバイオテクノロジーを組み合わせた独自の「アニス農法」を構
築。千葉県君津市の自社関連農場でパプリカを試験的に栽培してきたが、十分にノウハウを蓄
積できたと判断、外部企業へのライセンス提供に踏み切る。山本組は提携第1号だが、単に栽培
ノウハウの提供を受けるだけでなく、同農法のカギを握る培養土の生産も受託、アニスの重要な
パートナー企業となる。
ソース▽
NIKKEI NET(7/8)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080707c3b0704807.html